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あぁ・・実感

広い静かな図書館の館内の受付カウンターから聞きなれた名前が呼ばれている。
○○さ~んカウンターまでお越しください・・。
エエッ・・私じゃないの・・一体どうしたのでしょう。

書棚の奥から私は元気よく小学一年生のように「ハーイ」と返事した。
子供の頃から返事だけは一人前とよく父に褒められたものだった・・その癖は未だに直らない。

カウンターに行くと先程書いた予約申し込み用紙をヒラヒラさせたちょっとおじさんの男性職員さんが手招きしている。
なんでしょう・・と聞くとこの図書カードの番号はアナタの物ではないのですが・・と言う。
この番号を入力すると別の人の名前がでるのです・という。
そんなはずはありません・・私はしっかり答えた。
では確認のためにカード番号見せてくださいますか?
いいですよ・・と大見得切ってみせた・・合ってるじゃないですか・・
本当ですねぇ・おかしいなぁ申し込み用紙に記入された数字は○××△339ですよね・・
アレ?同時に声を上げた・・あなたのは399ですね・・書かれた数字は339・・
アチャ・・すみません記入間違いでした。と素直に謝った。
無事に予約は完了した。こんな時はコンピュータ様々だ。いややっぱり間違いを見つけたのは職員さんである人間だ。

こうして何気なく書いた数字。小さな間違いであるが大きな問題となっている社保庁の間違いがあったり、ネット株で大きな損失をこうむったりするんだな・・と実感した。

サテ私は何を予約してまで読もうとしていたか・・
最近私は浅田次郎さんにはまっている・・これもネットのお陰。
今まであまり浅田次郎ものは読んでいなかったのだが面白くて泣かせてに はまったのだ。
映画化もされた「メトロに乗って」これが人気らしくて数冊あるのが全て貸し出しになっているという・・そうなるとなお読みたくなるのが人情と言うものだ・ということで予約したのだった。
返却されたらお知らせしますという。
・・今度は電話番号をしっかり確認して帰ってきた。
何気なく書く数字・一字違いで大違い・1から0までのたった10個の数字・・組み合わさって無限に広がっていく数字です。
by hanairomimi201 | 2007-08-26 14:20 | うだばなし
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